今回比較研究するサビアンシンボルは
乙女座18度
「ウィジャ盤」
です。
このシンボルは、私の毎日の
シンボル解説でご紹介しているので
転載します。
「このウィジャ盤というのは、西洋版
こっくりさんのことです。
要するに、霊界からのメッセージを
受け取る事で、占うものだという事
ですね。
このシンボルは私自身の核の意識に
あたる冥王星のオーブ1度にもあって
、やはり占いに対して、生来的につな
がっているのだと思いました。
もちろん占術、占星術全般にもつながり
ますが、このシンボルの真意は、潜在意識
を開いて、霊的な情報を受け取るという
事です。
この前の2つのシンボルで、オランウー
タンの本能に出会い、噴火する火山で
浄化を済ませた後、もういちどまっさらに
なった潜在意識で、高度な意識を求める
ようになったという事です。」
占星術家に良さそうなシンボルは他にも
いくつもありますが、占いそのものが
シンボルになっているのは、これと
牡羊座9度の「水晶を凝視する人」
(占い師の事です)だけという事に
なります。
こっくりさんは、振り子によるダウジング
のように、勝手に手で持った棒が動いて
答えを示すというものです。
要するに霊的なエネルギーによって、勝手
に手が動くという事です。
つまり霊的領域からの信号を受けとると
いうのがこのシンボルの暗示なので、それは
占いだけでなく、いろんな超常的な能力にも
応用できるという事ですね。レイキを使った
ヒーリングや、未来予知などもこのシンボル
から得られるエネルギーだと思われます。
もっと身近な能力でいえば、洞察力や共感力
にもつながりますので、カウンセラー
や、セラピスト、ヒーラーなどにも向いて
いると思われます。
さてこれに対して松村潔氏の解釈を見て
いく事にしましょう。
こちらも、占いに適したものとして捉えて
おられるという点では、同じのようです。
今回は「神秘のサビアン占星術」からの引用
です。
「」内が引用で、~が中略です。
「潜在意識からの衝撃によって、いままでの
自我があらかた破壊されてしまうと、今後の
生きる方針を考える場合、意識の深いレベル
から到来するメッセージを読む技術が必要に
なってくる。
(引用注:この自我の破壊というのは、この
前のシンボル16度のオランウータンと
17度の火山の爆発の事を指しています。)
これが占い的な能力として成長するケースが
多い。この度数をもつ人は占い師とくに
アストロロジャー(引用注:占星術家の事
です)として有能であるといわれている。
この度数では、まだ潜在意識から届く
メッセージを意識的に制御しておらず、
むしろ制御しないことで、深いものをのぞく
としいう技能だ。牡羊座9度、水瓶座13度
とこの度数の3つは、占いに関連した職業を
もっている人の大半にあらわれてくる。
とくに個人がどうあるべきか、という難問に
正しい解答を探り出すことのできる能力が、
この度数だといえる。」
“出典:「神秘のサビアン占星術」
松村潔 著
Gakken 刊”
見事に占い師として、そして特に占星術家
として最適なシンボルという暗示として解説
されていますね。
しかもどんどん無自覚のうちに、潜在意識
からのメッセージが届くという事のよう
です。
私はこの能力を超常能力的なものにまで
拡大解釈してはおりますが、松村氏も
感じておられることでしょう。
また直居あきら氏は、研究家としての資質
を指摘しておられます。
「」内が引用で、~が中略です。
「
「ヴァーゴ一八度「ウィジャボード
(西洋版コックリサン)」
シンボル課題【神秘の研究・技術的探究
・地球の研究者のひとり】
このディグリーの人は、この人生でかなり
レベルの高い研究者の一人となっていくと
思われる。ただ、その範囲は広く、
いろいろなタイプの人がいる。まず、
考えられるのは、技術畑の人々だ。~
~肉体を対象とすれば、医学というよう
になる。勿論、対象がマシーンやシステム
ということもあるし、芸術的表現のことも
ある。何故こうなっているのだろうか、
こうすればどうなるのだろうかと言うこと
がキーワードになる世界だ。
物質的な表面の層をめくって、中を覗いて
いる感じだ。またこのディグリーには
アストロロジーを含んで神秘的なことに
興味を持つ人が非常に多い。
但し、神秘家よりも、なかなか理解出来
ない神秘的なことを認識の世界に移し
変えようとする知識の傾向がある。
占術や東洋医学のように、それを職業に
する人もいよう。分野の特定はなかなか
出来ないが、ともかくも強く魅かれる
ことを徹底的に学び、自分のものとする
とよい人生といえる。」
“出典:「定本サビアン占星学」
直居あきら著
魔女の家®BOOKS刊”
今回はわりとわかりやすい解説でした。
どちらかというと研究者それも神秘的な
事に関して研究する事に向いている
シンボルだという事のようです。
実際冥王星のオーブ1度にこのシンボル
を持つ私は、この神秘の研究という
言葉を今回改めて見たとき、「確かに」
と思いました。事実このブログは、
神秘研究家として、記事を書いてます
からね。
また太陽のオーブ1度の乙女座29度
が「読んでいる書類から秘密の知識を
得る男性」という事とあいまって、
「そりゃ研究したがるわな」みたいな
性質としてあらわれるのが、よく
わかります。
まあ占星術家としては私と松村氏は
共通の意味で解釈が一致していて、
直居あきら氏は、これに研究者と
しての資質を見いだしておられる
ようです。
さてここでいつものように、サビアン
シンボルの原典の著者であるマーク・
エドモンド・ジョーンズ氏のこの
シンボルのキーワードを紹介しま
しょう。
キーワードは
「鋭敏・眼識・洞察力」
です。
確かに感度がいいという意味では、
今日の三者の解説全てと共通している
のがわかりますよね。
ではまた(^^)/